乾ルカ『蜜姫村』をほめる理由が見つからない

読んだよ(騙されて)。乾ルカ『蜜姫村』。こんなの褒めるのに諸星大二郎星野之宣を引き合いに出すなんて、失礼だろ。ここ三十年で最低の読書体験だったよ。薄っぺら。 http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/11/post-1332.html


つまり情報考学曰く、


>民俗系ダークファンタジーの大傑作。


「民俗系」ってなに?
ダークファンタジーってなに?


>昆虫学者の夫のフィールドワークに伴い、山奥の村に
>やってきた女医は滞在が長くなるにつれ、一見のどか
>に見える村に違和感を覚える。無医村なのに村人たち
>があまりに健康で病気の者がひとりもいないのだ。
>医師を誰も必要としていない状況を不満に思いながら
>暮らしていると突然、夫が行方不明になる事件が
>起きる。夫を探すべく村に残る決意をした彼女は、
>やがて村の恐ろしい秘密を知ることになる。


>因習に縛れらた山奥の村の祟り。テーマは民俗
>ホラーの定番だが、蜜姫なんて伝承は存在して
>いないだろう。作者の創作のはず。とても設定
>の独創性が高くて新鮮であると同時に完成度の
>高い神話的世界観にぐいぐいとひきこまれる。
>ミステリ、人間ドラマ、群像劇、迫力のホラー
>描写と読ませる要素を一杯抱えている。乾ルカ
>は本当に素晴らしい才能の作家だ。


>漫画で言えば、諸星大二郎妖怪ハンター
>シリーズとか、星野之宣の「宗像教授伝奇
>考」などが好きな人は間違いなくはまる。
>これを原作にしてマンガ化、映画化して
>くれないかなと期待。


↑なんか、恥ずかしくてもう目もあてられない。
悪いことは言わないからこのエントリの公開は
やめたほうがいいよ。