iPadをモバイルWi-Fiルータで運用している「普通の」人は多いか?

BLOGOSで池田信夫氏が「ドコモのモバイルWi-FiルータやAPモード(引用者注:ドコモケータイなどのアクセスポイントモードのことだと思われる)でiPadを使っている人は多い」と書いています。


本当にそうかな?


電波利権に詳しい評論家や、パソコン雑誌編集者や、その手の雑誌に感化されやすい人を除いた「普通の」人の何パーセントがiPadとモバイルWi-Fiルータの両方を持って通勤したりしているのだろうか。


そして本当にそんな人が「多い」なら、ソフトバンクの電波状況が逼迫したりしないのではないか。


あと、「SIMロックがなくなれば、新規ユーザーの半分ぐらいはドコモに移行するでしょう」とも書いているが、電波利権に詳しい評論家やパソコン雑誌編集者やその手の雑誌に感化されやすい人たちの半分くらいは移行するのかもしれないが…。「普通の」人はソフトバンクと契約(そのとき、縛りは?)してから而してドコモと契約しなおしてなどというしち面倒くさいことをするのだろうか?


ドコモのNケータイのアクセスポイントモードで(ある程度の通信速度を出すにはそれなりの料金体系となることを承知の上で)iPadを運用しようとしていた、そういう時代が私にもありました(遠い目)。


でもどっちにしても、現状ですぐにiPhoneiPadSIMフリーになったりするようには思えないので、電波利権に詳しい評論家やパソコン雑誌編集者やその手の雑誌に感化されやすい人は(池田氏の言うとおりなら、「多く」以外のあと少しの人も)、ぜひ一日も早くもばいるわいふぁいるうたあでiPhoneiPadを運用してください。


ていうか、まず隗(かい)よりはじめよ。
自身のブログで「まぁ自社の設備投資の不足を「国策」の責任にすりかえてSIMロックを続ける『坂本龍馬』には何をいっても無駄だと思うので、そろそろiPhoneをドコモのAPモードに替えよう」などと9月21日の時点で書いている池田氏は、さっさとAPモードとやらに移行してください。


「そろそろ」とか言って、やらないうちからあーだこーだ言ってても始まらない。
それが厭ならiPhoneiPadも窓から投げ捨てるべきだ。
ラジオ人生相談だって「変えられることは努力しましょう、変えられないことは受け入れましょう」とか言ってるじゃないか。マザーグースの歌にも「打つ手だてが少しでもありゃあ見つけよう! 何にもなけりゃ諦めよう!」とあるじゃないか。


ぼくちんアイフォーンちゃんは使いたいけどいまの電波状況じゃヤダヤダヤダと言っているだけにしか読めない。


いっそ、自分で電話会社作るところから始めたほうがいいんじゃないか。